今回はお札とカード(トランプ)を使ったマジックの紹介をします!
マジックの内容は、相手にお借りしたお札にカードが貫通してしまいます。しかし、穴は空いておらずそのままお返しすることができます。
前回紹介した消しゴムのマジックでも少し細工をしましたが、今回もカードに細工をします。工作系のマジックが好きな方は是非覚えて披露してみてください!
このマジックのメリット・デメリット
今回のマジックのメリット・デメリットを紹介します。
メリットはもちろん、デメリットも知り、それをカバーしながら最後までカッコよく演じましょう!
メリット:目の前で見せられる!
一番のメリットは実際に貫通しているところを目の前で見せることができるという”現象”です!
テクニックのみでこの様なマジックをやるにはかなり難しいです。相手のわからないところですり替えたり、貫通しているところを見せたりするには限界があります。
なのでこの様なギミック(種)を使うことによって、面白い現象を残しつつ難易度を下げていきます。
テクニックだけでなく、工夫で凄い現象を見せることができるのでとても面白いマジックです!
デメリット:準備が必要。種を見せられない。
現象はとても面白いマジックですが、弱点についても紹介していきます。
1つ目は、どうしても準備が必要です。即興でトランプを渡されてもこのマジックはできません。また、切ったり貼ったりするので自分の物でないと難しいです。
ギミック(種)の紹介は後で詳しく解説しますが、カバンや財布に入れてもかさばりません。常にトランプと一緒に持ち歩いてもいいですが、そのような状況でないとできないマジックでもあります。
2つ目は、最後にカードを見せることができないことです。もし、どうしても種が見たいと相手が言ってきたときは種明かしをしてもいいと思います。
レクチャーをしてコミュニケーションを取るのもありですね!
お札とカードの貫通マジックの紹介
お札とカードが貫通するのですがビジュアル的にも面白く、簡単にできるので覚えておいて損はないマジックです!
まずは実演動画をご覧ください!
マジックの紹介(実演)
・トランプのカードを1枚用意し、相手に1万円札をお借りします
・1万円札を半分に折ります
・カードの真ん中あたりに合わせて持ちます
・カードを1万円札で巻いていきます
・そしておまじないをかけると・・・貫通しています!
・しかし、1万円札はどこも破れてはいません
解説&種明かし
ギミック(種)の作り方と、演じ方を解説していきます。
トランプ以外に使う道具も家にありそうな物を使用します。無かったとしてもコンビニで揃えることができるので試しに1つ作ってみましょう!
1.ギミック(種)の作り方の解説
準備(用意するもの)
- トランプ2枚(使い古したものでOK)
- 両面テープ
- はさみ
トランプを1枚、はさみで半分に切る
半分に切ったトランプの絵柄側の上部に両面テープを付ける
のりでも貼れますが、カードがふやけることがあるので両面テープがオススメです!きれいに仕上がります!
もう1枚のトランプに重ねて丁寧に張り付ける
少し広げると上半分が2重になっている状態になり、これで完成です!
カードを切るとき、貼るときはできるだけ丁寧にやりましょう!多少のずれではバレないですが、感のいい方だとすぐ気付かれてします可能性もあります!
2.演じ方の解説
・トランプのカードを1枚用意し、相手に1万円札をお借りします
→トランプは先ほど作成したものを使用します。ギミックが見えないように持ち方の気を付けましょう!正面だけを見せるようにするとバレにくいです。借りるお札は何でもいいです。
・1万円札を半分に折ります
→ちょうど真ん中で折るのではなく、少し上を残して折ります。
・カードの真ん中あたりに合わせて持ちます
→このときに裏では、写真のようにギミックにお札を挟みます。相手からは見えないので、堂々とやっても大丈夫です!
・カードを1万円札で巻いていきます
→写真のように巻いていくのですが、ここで裏面を見せるとすでに貫通している状態を見せることになるので、表面のみを見せるようにします。
・そしておまじないをかけると・・・貫通しています!
→縦横に動かすことができますが、動かしすぎるとギミック部分が見えてしまいます。
→実際に練習で動かして、見せることができる範囲を確認しておきましょう!下の2枚目の写真のようになってしまうとマジックが台無しになります。
最初に1万円札の少し上を残して折ったのはこの場面で効いてきます。お札のずれが貫通している現象をわかりやすくしています。
・しかし、1万円札はどこも破れてはいません
→最後はおまじないなどかけて貫通した穴を塞ぐ演出をしてもいいですし、シンプルに実は破れていないことを示してもスマートでいいですね!
まとめ
このマジックのメリットは”現象”が面白いです。細工を活かした、テクニックではできない現象を出すことができます。
カード1枚作成するだけで手軽にできますが、種を見せることができません。なので最後は種明かしをしてデメリットをそのままコミュニケーションの道具へと変えてもいいですね!