マジシャンから学ぶ!相手の心をつかむ5つの法則

今回は”相手の心をつかむ法則”について紹介していきます!

マジックを練習しているが人前でする自信がない。失敗したらどうしよう。などと不安になる方も多いと思います。

残念ながら、すぐに克服できるような魔法みたいな方法はありません。しかし、日々意識することや、考え方を変えることで少しずつ慣れていくことはできます。

本記事は一流のマジシャンが実践している5つの法則に沿って紹介しています。

  1. 大胆に行動しよう!
  2. 成功しているイメージをする
  3. 説明より『暗示』
  4. 練習あるのみ!
  5. 万全の準備があなたの武器に!

これはマジシャンでなくても、日常で活かせる内容でもあります。

「自信を持って人前でマジックができる」ようになるため一緒に頑張りましょう!

法則1:大胆に行動しよう!

マジックをするにあたって必要な事は、”相手に違和感を持たれないこと”です。堂々と立ち振る舞う重要性やトレーニング方法について解説していきます。

気おくれしていると無意識に相手に伝わる

一流のマジシャンは堂々と物を隠し持つことができます。

例えばコインを手の中に隠し持っているとすると、やはり初めは手の位置や態度に違和感を感じると思います。それは自分もですが、相手も「何かおかしい…」と無意識に感じてしまいます。

この「自然」「不自然」の違いを考えるときによく出てくる言葉に”コンフォートゾーン”というものがあります。この範囲の中でコインを隠し持てるかどうかで相手に伝わる印象も変わっていきます。

一流のマジシャンはマジックにおける”コンフォートゾーン”が広いため気おくれせず、相手にも違和感を与えないのだと言えます。

コンフォートゾーンとは?

”コンフォートゾーン”とは何か。

簡単に説明すると「居心地のいい場所」「気楽にしていられる領域」とされています。この範囲でコインを隠し持つことができれば相手に違和感を与えにくくなるという事です。

しかし、人前で居心地よくマジックをしたり話をするのは簡単ではありません。大胆にパフォーマンスをするには徐々に慣れていくしかないと思います。

人前で何かする事を恐れなくなることが必要で、毎日少しずつコンフォートゾーン広げて行きましょう!

大胆になるトレーニング【コンフォートゾーンの広げ方】

「大胆になりましょう!」と言うものの、どのようにトレーニングすればいいのでしょうか?

重要なことは”自ら人と話す機会を作る”ことです。例を3つ出してみました!

  • ご近所の方と会話をする
  • いつもより元気よく挨拶をする+α
  • 授業や仕事(会議など)で発言をしてみる

すぐに変わることは難しいので毎日少しずつ取り組んでいくことが必要です!

ご近所の方と会話をする

まずはほんの些細なことについて話してみましょう。普段は軽い挨拶くらいしかしないところ、もう一言「寒くなりましたね!」くらいでも大丈夫です。

変な人だと思われないかと心配かもしれませんが、実際挨拶くらいで嫌われたりしません。自分が思うほど相手は気にしていないので少しずつ話をしてみましょう!

いつもより元気よく挨拶をする+α

学校や職場で挨拶する機会はたくさんあると思います。

いつもは「おはよう」と普通に言っているところを「おはよう!!」と少し元気よく言ってみましょう。元気のある言葉は自分を前向きにさせるため大胆になる一歩になります。

また、いつもより一言、二言多く話すことを意識することで自然と会話に慣れていきます。マジックをする上で相手とのコミュニケーションは必須です。普段からコミュニケーションのトレーニングをしていきましょう!

授業や仕事(会議など)で発言をしてみる

これまでに紹介した2つに関しては少し意識することでできると思いますが、かしこまった場面では緊張具合はアップします。私も慣れない場では発言に躊躇してまうことも多いです。

そこで思い切って発言をしてみましょう。

一度発言できれば二度目はかなりハードルが下がると思います。また周りの注目を浴びることになるので、人前で話す練習になります。

マジックをする時は全員が自分だけを見ています。普段から意識することで人前で話す度胸がつき、大胆になるトレーニングになります。

法則2:成功しているイメージをする

ミスをしても焦らず対処することが必要です。成功をイメージして事前に失敗のリスクを減らしましょう!

失敗も成功にしてしまう

パフォーマンスの最中に思わぬことでミスをしてしまったり、ハプニングが起きることもあります。そんな時のために複数のエンディングを考えておくと失敗にはなりません。

相手はあなたがどんな手順でマジックをするのか、どんなエンディングをむかえるのかなんて実際に見終わるまでわかりません。

事前に失敗した手順を考え、複数のエンディングを考えておけばカバーできます。計画通りではなかったとしても成功で終わることができます。

自分にとって100%のパフォーマンスができなくても、相手にとって成功であればそれは成功です。事前にしっかり準備しておくことで失敗も成功にすることができます。

あらゆる方法を考えよう

普段から答えを複数考えておくことは重要です。

たとえばビジネスで商談相手にあるアイデアを提案したとします。自分の中心となる主張は曲げてはいけませんが、妥協できる範囲のアイデアは事前に用意しておきます。

1つしかアイデアがなければ商談失敗ですが、別の用意していたアイデアが採用なら商談成功ではないでしょうか。

このように事前に準備し、あらゆる方法を考えておくことは失敗をなくすことになります。

法則3:説明より『暗示』

暗示と聞くと「怪しい…」感じがするのですが言葉を少し工夫するだけです。

人は誰でも自分の意見が正しいと思うものです。簡単な事柄なら尚更そうなります。「マジックは面白いです」と言われても「難しそう」「胡散臭い」など思う人もいると思います。

しかし、少し言い方を変えて「マジックって見てたらワクワクしてきて、次のマジックが気になってくるんです!」と言うとマジックの”面白い”という背景がイメージしやすくなります。

こちらが”面白い”と言うのではなく、相手が自分で”面白い”をイメージすることで勝手に「マジックは面白い」と結論を出してくれます。

見ず知らずのマジシャンの意見より、自分の意見の方が正しいと思うのが普通なので『暗示』は上手く使えば効果的です。

法則4:練習あるのみ!

法則の1~3で紹介してきたものは”マインド”に関するものでしたが、法則4は言葉の通りひたすら練習を積むことです。

簡単なマジックでも、難しいマジックでも同じように演じなければなりません。難しいからと言って失敗はできないので練習しかありません。

プロ野球を観戦しに行く人は選手たちの最高のプレーを見に行くわけであって、わざわざエラーを見に行く人はいないと思います。それと同じでマジシャンもお客さんからは最高のプレーを求められます。

なのでしっかり練習を積んだ上で披露しましょう!

法則5:万全の準備があなたの武器に!

もし、事前にマジックをする相手がわかっているのだとすれば準備は怠らないようにしましょう。

例えば年齢は50代~60代男性4人だとすれば下ネタ系のマジックを組み入れてもいいでしょうし、お笑い系のネタを入れてもウケると思います。

また20代カップルならお洒落なマジックや、カップル向けのマジックもあるのでそれを組み入れるのがいいと思います。

このようにシチュエーションに応じた準備をしておくことで相手も満足してくれることと思います。

おすすめの1冊!

人前でマジックするのが苦手人前で上手く話せないと悩んでいる方へおすすめの1冊を紹介します!

【カリスマ手品師に学ぶ 超一流の心理術  スティーブ・コーエン】

 

私がマジシャンとしてお客さんの前でマジックをしていた時、まわりのマジシャンと比べて「ウケないな…」と悩んでいたときがありました。

そんなときにこの本に出会ったことで、今まで以上に堂々と演じることができました。なにより人前でマジックをすることが楽しくなりました。

内容は観客の心をつかむ方法や、コミュニケーション・プレゼンの方法などが書かれています。マジシャンだけではなく、誰にでも参考になる内容となっています。

本の内容を実践していくことで”大胆に行動”できるようになりましたし、”万全の準備”を怠らなくなりました。

本記事を書くにあたり参考にした1冊でもあります。少しでも気になる方はぜひ読んでみてください!

まとめ

今回は相手の心をつかむ法則について紹介しました。もう一度まとめると以下のようになります。

  1. 大胆に行動しよう!
  2. 成功しているイメージをする
  3. 説明より『暗示』
  4. 練習あるのみ!
  5. 万全の準備があなたの武器に

この中でも私が特に重視しているのは①と④です。

①はマジシャンとしての心構えでもあります。④はやはり練習をしないと自信にもつながらないので大切にしたいところです。

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